メディア掲載 2018.12.19

ドクターズマガジン 掲載 No.1

ドクターズマガジン9月号Forte‐院長に聞く‐

 

 

 

にて紹介された新松戸中央総合病院の記事を紹介します。

 

 

 

135万人の医療圏をカバー 2012年には333床に増床

 

‐創立40周年を迎えられるそうですね。

地域密着型の病院として運営してきました。東葛北部医療圏およそ135万人をカバーし、地域住民に対して近い距離感で医療サービスを提供しています。2012年に新棟が完成して、283床から333床に増床、より患者ニーズに対応できる体制が整いました。

 

 

 

2013年の就任以来、さまざまな改革が行われていると伺いました。

医師のみならず、コメディカルも含めた全てのスタッフが一丸となって、患者の治療に全力を注ぐための改革を行ってきました。就任して感じたことは「医師を頂点とするヒエラルキーの中で、昔ながらの医療がそのまま継続されている」ということ。残念ながら医師とコメディカルが同じ土俵に立ち、患者の幸せという最終ゴールに向けて専門知識を交し合う環境にはありませんでした。そうしたことに対する危機感は、若手医師やコメディカルスタッフから寄せられていましたが、きちんとくみ取って反映させるシステムがなかったのです。

 

 

 

‐改革には痛みが伴います。その原動力はどこから来たのでしょう。

人が人を支配することへの不快感は、大学院時代に少年刑務所での医務官を経験した時に身に染みました。出身である東京女子医科大学病院を離れて筑波大学の大学院で学んでいるときでしたが、そこで刑務官と囚人の想像を超えた主従関係を目の当たりにし、違和感を覚えました。もちろん罪を犯して収監されているので規律は必要ですが、人間が人間を必要以上に支配するのはどこか間違っていると強く感じました。この経験は、フィールドこそ異なりますが、病院運営に対する「公正、公平で安心して働ける職場を作る」という私の基本ポリシーに深く刻み込まれています。

 

 

 

 

●消化器病センター手術数 5年間で5倍に増加

 

‐センター化も積極的に推進しておられますね。

機能別ユニットを明確にするために、センター化を推進しています。

まず初めに消化器外科と消化器・肝臓内科の垣根を払拭してチームを再編成し、「消化器病センター」を立ち上げました。センター化の最大のメリットは、教育の効率化・質の向上です。消化器内科と消化器外科では教育に共通する部分が多く、同じプラットフォームで運用することによって効果が高まり、エラーも減少します。患者にとって窓口が一本化されるなどメリットが大きいと思います。

また外科手術件数(消化器、呼吸器、乳腺)は、2013年に年間約200件だったのですが、2017年には初めて1,000件を突破しました。5年間で5倍の伸びを見せています。

 

 

 

‐ご専門でもある消化器外科は高い技術が定評で、遠方からも患者が来るそうですね。

私自身は消化器外科の中でも全てを網羅しますが、中でも力を入れているのが腹腔鏡手術です。私と前外科部長、現在の消化器病センター長の3人が当院で日本内視鏡外科学会の技術認定医の資格を取りました。合格率が3割前後の試験ですが、全員が一発合格することができました。技術力を評価していただき、北は秋田から、南は奄美大島からも患者が来ています。

 

 

 

 

●総合診療チームを再編 救急搬送件数は5,500件へ

 

2013年にはERが新設され、救急搬送も増えていると伺っています。

2013年当時は年間の搬送件数がおよそ3,300件程度でした。2017年の実績は、年間約5,500件と増加しています。不応需率については約25%(13年)だったものが約7.5%17年)にまで低下し、月によっては4%程度のこともあります。

 

 

‐今後、ERを総合診療チームとして再編成する計画のようですね。

現在、ER、一般内科に所属する医師8人を再編成し、7月より総合診療科としてスタートしました。専門性を追求する一方で、地域において患者と専門領域をつなぐ橋渡し役は欠かせません。専門診療科のはっきりしない症例をしっかりと受け止め、専門医療につないでいくことで、入り口から出口まで切れ目ない医療が実現できると考えています。

総合診療チームは4人の指導医層と、4人の後期研修医を中心とする若手で構成されています。今後、若手医師がどのようなサブスペシャリティを求めているのかなど現場のニーズを聞きながら、体制などを整えています。

 

 

 

 

次号に続く

 

 

 

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